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5.セレンディピティへは女友達と

ミーハーなのは承知の上で、今回せっかく女友達と旅してるのでぜひ行きたいカフェがあった。ジョーン・キューザック主演の映画「セレンディピティ」でカリフォルニアからNYへ旅してきた女性2人がパフェを食べる同名の店だ。さっそく美術館行脚をかねて一路アップタウンへ。友人お目当ての宝飾店クロムハーツでアクセサリーを物色し、いくつかブティックを廻ったあと、ランチタイムも過ぎた頃合を見計らってセレンディピティに到着。そうそう、このベンチよ・・と感激もつかの間。長い列ができている。1時間待ちと言うではないか。なんとミーハーは私だけではなかった。しかもNYの人々は並ぶのをあまり苦にしない。・・いかんせんこちらはウチナーンチュ。“忍耐”とは無縁の血が流れている。早々に入店をあきらめて、かわりに美味しいデリでアボガドのピタサンドと鶏のロールサンド、アーティチョーク入りペンネとチョコレートプディングで満足のランチとなった。映画の友人同士みたいにチョコレートパフェは食べられなかったけれど、先ほどざっと垣間見たセレンディピティの内部は、入口で不思議系のグッズやキャンドルなどが売られていて、奥がカフェ席になっている。しかし映画のようにハンサム系のウェイターはどこにも見当たらず。それにしても、友人と旅するのも良いものである。普段1人でガサガサとチェルシーやブルックリンの画廊街ばかり練り歩き、ランチも適当にピザで済ませてばかり。ブティックに入ることは少なく味気ない限りだったが、今回はなんと、バーゲンでサマードレスを見つけて購入したり、ネイルサロンではペディキュアもしてもらった。人気のインテリア店では、友人が誕生日プレゼントと言ってアイアン製カードホルダーセットを買ってくれた。友人もカードホルダーも感謝して大切にしたい。

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