前ページ

2010/12
楽園・12月マラソン
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R165
師走。今年も1年があっという間に過ぎ去ろうとしている。沖縄の12月のイベントと言えば、3万人ものランナーが出場する那覇マラソンが有名。冬の気候が穏やかな沖縄ではこの時期各地でスポーツの大会が開かれる。県外や海外からの参加者も多く、当日は那覇⇔糸満間のコース沿道が応援団で賑わい、TVやラジオの中継で沸く1日となる。今年も多くのランナーが完走できますように。でも、走れるところまで走ればそれでヨイではないか?とも思う。Happy Running!
2010/11
楽園・11月旗頭
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm(個人所有)
アートプリント有り 作品番号R164
旗頭は、男性陣が士気を高めるために掲げる重く大きなのぼり。沖縄各地にシンボルとなる意匠があり、大綱引きなどのイベントでも披露される。若衆達が慎重かつ力強く支柱の丸太を抱える様は圧巻。首里では、11月3日の文化祭で古式行列とともに各町の旗頭がパレードで披露され、最後に一箇所に集まり「ガーエー」と呼ばれる掛け合い勝負が行なわれる。
今年も勇士を楽しみたいと思う。平和に感謝。
2010/10
楽園・10月つなひき
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm〔個人所有)

アートプリント有り 作品番号R163
綱引きもまた沖縄各地で開催される伝統のイベント。そもそもは集落の豊作を占う行事で、勝った組が豊作(世果報=ユガフ)、負けた組が凶作(餓死世)となる真剣勝負だというから大変である。那覇大綱引は有名。
首里では2007年に琉球王朝時代の「綾門大綱引き」が109年ぶりに復活となり、首里城開館15周年の記念イベントとして盛り上がった。2回綱をひいて1勝1敗とし、勝敗を重視しないものであったそう。
子供が小学生の頃に運動会で父母も大綱引に参戦したことがあったが、軍手をしっかりはめて両軍全く譲らない血を見んばかりの決戦だったと記憶している(笑)。

「1勝1敗」を基本とすれば、世の中もっと平和かも。
2010/9
楽園・9月獅子舞
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm〔個人所有)
アートプリント有り 作品番号R162
全国的猛暑など気候変動を痛感する今年。真夏にはめずらしく雨の多い沖縄だが、秋のイベントが増えてくる時期なのでぜひとも晴天が続いて欲しいもの。
十五夜は各地でそれぞれの祭りがあるものだが、画廊のある首里汀良町は500年の伝統を誇る汀良獅子舞で知られている。悪霊を払い、五穀豊穣と地域の繁栄をもたらすといわれる獅子舞。汀良町青年会と、時代を担う男の子たちが町民の期待を一気に受け止めてくれる十五夜祭は、小さな公民館がかなりの人出で賑わう伝統行事。今年もまた、荘厳な演舞と地域住民や遠来の客人とのおしゃべりを楽しみに、満月の夜を心待ちにしている。
2010/8
楽園・8月エイサー
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm〔個人所有)
アートプリント有り 作品番号R161

旧盆にこの世に里帰りしたご先祖を慰めお送りする儀式・エイサー。パーランクーを鳴らす独特な踊りは壮大なスケール。全島エイサー大会は県内各地のエイサー隊が形を競うビッグイベントとして盛り上がる。
沖縄では保育園や幼稚園に通う頃からエイサー演舞を習うので体が自然に覚えている。その振り付けはなかなか忘れない。
今いっせいに「ミルクムナリ」を踊れと言われたら、大半の若者が踊れるのではないかしら?
2010/7
楽園・7月夏祭り
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R160
夏本番。沖縄各地で様々なイベントが開催される。音楽イベント、舞台イベント、海のイベント、スポーツイベントetc。そして夏祭り!ビールで盛り上がり、花火で最高潮。飲んだり食べたりを思えば、汗をかくのも悪くない。多少はカロリー消費になるだろう。平和をかみしめながら、お祭りが続けられる世の中をめざすことに思いを馳せつつ楽しみたい。
2010/6
楽園・6月ハーリー
キャンバスにアクリル
23cm×16cm
(個人所有)
アートプリント有り 作品番号R159
各地の漁港で行われるサバニ(伝統漁船)レース。海人(ウミンチュ)による豊漁と安全祈願の祭り。中国伝来のもともとは王朝イベントだったもので、旧暦5月4日に行なわれる。
現代では、各地域とも海人による「本バーリー」以外に様々な参加グループによるレースがにぎやかに行なわれ、糸満では小中学校が休校となるほど尊い行事となっている。
大変な練習を経て漕ぎ手の息の合ったエーク(櫂)さばきが完成する。その迫力と興奮は、はやり会場で必見!
2010/5
楽園・5月ユッカヌヒー
キャンバスにアクリル
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R158
毎年ゴールデンウィークが近づくと、男の子のいるお家ではこいのぼりが揚げられ、この時期首里では竜潭池の上にはためいくたくさんのこいのぼりが風物詩となっている。
沖縄古来の子供の日は「ユッカヌヒー」とよばれる旧暦5月4日のこと。その日は子供が年に一度おもちゃを買ってもらえる日で、ポーポーなどのお菓子が仏壇に供えられた。邪気を払い健康を祈願する目的で中国から伝来した習慣。子供たちが待ち焦がれた玩具のひとつ琉球張子は伝統工芸としての要素も含み今も親しまれている。
ちなみに我が家でもかつて毎年こいのぼりを揚げていたが、灼熱の陽にさらされ数年後には原色がパステルカラーに様変わり!沖縄では屋根下に揚げたほうが良いかも?
2010/4
楽園・4月シーミー
キャンバスにアクリル
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R157
中国伝来の旧暦二十四節季の一つ「清明」の季節に行われる先祖の霊を祭る行事。親族が万障繰り合わせてだいたい新暦4月の中頃に墓前に集まり重箱料理や果物を供え、あとで皆でいただくというまるでご先祖様とのピクニック。墓前で集合写真を撮ったらきっと人数が増えて写るんじゃないかと不謹慎にも思ったりする。日ごろ会わない親戚との親睦の意味でも、タイヘンだけど楽しい伝統になっている。
2010/3
楽園・3月浜降り
キャンバスにアクリル 
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R156
今は離島・本島の一部でしか見られなくなった女性の節句。昔流の海開きであり、浜で身体の汚れを洗い流して厄を払うのが目的とされている。お供えの重箱には三月菓子(長方形のサーターアンダギー)などを詰める。
現代バージョンとして提案したいのだが、女性のためのスパリゾート旅行に変換するのはどうだろう?露天風呂で日頃の労をねぎらい、サウナで汗を流して厄を払う。重箱料理のかわりにコースメニューを頂けば、また1年頑張ろうと力がみなぎる素晴らしい行事になると思うんだけど!
2010/2
楽園・2月さくら祭り
キャンバスにアクリル
23cm×16cm
アートプリント有り 作品番号R155
今年も日本一早い桜が満開となっている沖縄。桜祭りで有名な八重岳では、けっこうな坂を延々と上りながらの花見となるが、あたり一面鮮やかなピンク色の景色を追いながらの散歩は苦にならない。
沖縄の桜は花も葉も実も食用には使わないけれど、この時期庭の桜を見ながら“桜茶”を頂くのはなかなか楽しい。
気に入りの陶芸家の手による焼きしめの湯のみに黒くつるりとした琉球漆器の茶托を合わせ、好きな菓子屋の和菓子を添えて。花を眺めては読みかけの本に目を落とし・・至福の時間は延々と続く。
2010/1
楽園の12ヶ月『1月ムーチー』
キャンバスにアクリル
23cm×16cm
(個人所有)

アートプリント有り 作品番号R154
沖縄の伝統行事のひとつ“鬼餅”。1年間の厄払いとし、月桃の葉で包んだ蒸し餅を作って食べるというもの。新生児のいる家庭では「初ムーチー」として祝う。
子供たちは、年の数だけ餅をもらえるので年かさの子は得意げになったのも昔の話?今は皆ダイエットでティーンネージャーは食べ控える子も多いだろう。
サンニン(月桃)の蒸した芳香は強く、餅にしっかりしみ込み独特の美味しさ。寒い中葉を洗ったりもち粉をこねるのは一仕事だけど久々に頑張って作ってみよう(かな)。

↓次ページ  15 14 13 12 11 10